孤独は人を変えてしまう。
途中何してるかわからんこともあったけど、綺麗な終わり方でした。
企画に携わった物理学者キップ・ソーンは“アインシュタイン最後の宿題”といわれる「重力波」を世界で初めて検出した功績により、2017年にノーベル物理学賞を受賞。
映画無いで発生する、本棚から本が勝手に落ちるポルターガイスト的現象は「重力波」によるものという設定だそうです。
ブランド教授がラザロ計画の話をすると、クーパーが「不吉な名前だ」と呟くシーンがある。そもそもラザロとは聖書に登場するユダヤ人のこと。彼が葬られた後にキリストが奇跡を起こして蘇生させた有名なエピソードがあり、これを一般的に「ラザロの蘇生」という。
クーパーは一度ラザロが死んでいることから「人類が生き残れない」と解釈したのだが、ブランドは「彼は生き返ったじゃないか」と反論する。深読みすれば、このブランド教授の発言は「プランB(卵子を厳重に管理し、移住先の惑星で人口培養する計画)」のことを予見したものといえるかもしれない。
ラザロをはじめとして、実は『インターステラー』にはキリスト教的なモチーフが隠されている。そもそもラザロ計画は、マン博士(マット・デイモン)率いる勇敢な12人の乗組員たちが、命を賭けて惑星探査に向かうことからスタートしている。
人類を救済するために立ち上がった12人の殉教者…、これはどうしたってイエス・キリストの12人の使徒たちを連想してしまう。
しかも、生き残った3人の乗組員の元に向かう主人公クーパーの名前はジョゼフ。ジョセフ(ヨセフ)とは新約聖書におけるマリアの夫であり、イエス・キリストの父でもある。実際、人工冬眠から目覚めたマン博士は、助け出されたことに感謝の念を込めて「君たちが神に見えたよ」というセリフまで吐いているのだ!
引用:【ネタバレ解説】映画『インターステラー』に隠されたテーマとラストの意味
2023/02/01